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競馬レースのご紹介(5)天皇賞について



天皇賞は、日本競馬の中でも特に長い歴史を持つG1レースです。年2回開催されるこのレースについて紹介します。

レースの概要

レースの概要

天皇賞の原型となっているのは、明治時代より行なわれていた「帝室御賞典競走」です。天皇賞は、4月末~5月初めに開催される天皇賞・春と、10月末~11月初めに開催される天皇賞・秋があります。天皇賞の優勝者には盾が贈られることから、天皇賞自体を「盾」と表現することが多く、「春の盾」「秋の盾」とも呼ばれます。

天皇賞・春は京都競馬場の芝3,200mが舞台となっており、JRAの平地G1の中では最長距離のレースとなっています。競走馬は4歳以上であれば出走が可能で、外国馬の出走も増えています。

天皇賞・春が行なわれる4・5月は、1年の中でも特に芝コースのコンディションが良好になる時期です。そのため、非常に早いタイムでの決着が多くなる傾向にあります。

対して天皇賞・秋が行なわれるのは、東京競馬場の芝2,000mです。以前は天皇賞・春と同じ芝3,200mで施行されていましたが、G1レースの多様化などを目的に、1984年より距離を大幅に短縮され、現行の形となりました。

競走馬の出走資格は3歳以上で、過去にはバブルガムフェローやシンボリクリスエスなど、3歳馬が古馬(4歳以上)を負かした例もあります。近年は三冠最終戦である菊花賞(芝3,000m)に向かわず、天皇賞・秋を目指す3歳馬も増えています。

優勝馬に課せられていたルール

天皇賞は以前、「1度勝つと出走できない」というルールがありました。これは春秋共通で、このルールのために、天皇賞の優勝馬はその後のローテーションで苦心することになりました。特に3,000mを超える長距離が得意な馬にとっては、天皇賞が最大の目標です。これらのことから、1981年よりこのルールは撤廃され、現在では過去の優勝馬の出走が可能となっています。

天皇賞・秋の距離短縮とコースの問題

天皇賞・秋の距離を3,200mから2,000mに短縮する際は、賛否両論が巻き起こりました。しかし、春とは別の能力が要求されるG1を作る必要があるとの考えから、天皇賞・秋はスピードの持続力が求められる芝2,000mでの施行へと変更されます。

ただし、東京競馬場の芝2,000mは、スタート後すぐに大きなコーナーを迎えるコース形態となっており、それによって外枠の馬は多大なロスを被ることとなります。このロスを免れるため、外枠の馬はスタート後すぐに内に入れてくるのが通例です。しかしそれは、他馬との接触などを引き起こすことが多く、毎年この部分が問題となっています。

それを象徴するのが1991年の天皇賞・秋でした。武豊さんが騎乗し、1着で入線したメジロマックイーンですが、上述のコーナーでインコースに進路を変える際、他馬を妨害したとして18着に降着します。それは、このコースの難しさがもたらしたアクシデントでした。

なお、2002年に東京競馬場では改修工事が行なわれ、芝2,000mのスタート地点は若干変更されました。しかしそれでも、外枠不利の状況は続いています。