競馬用語辞典
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笹針
ささばり競走馬に用いられる治療方法のひとつ。「笹針」「ササ針」と表記される他、「笹針治療」「乱刺手術」と呼ばれることもある。血液の循環が悪くなった箇所に笹の葉のような形をした針(三稜針)を刺し、刺激によって新陳代謝を促す。また、針を刺した傷口に粗塩をすり込み、老廃物の溜まった悪い血液を抜く。笹針の傷は、完治するまでに1ヵ月程かかるため、休養を始める頃に行なわれることが多い。笹針治療を施した競走馬は、基本的に乗り運動も行なわず安静にされるため、休養とかねることができる。針によって馬の体に傷が付くが、それにより馬の体内では傷を治すためにヒスタミンが多く分泌される。ヒスタミンには、傷を治す以外にも筋肉を回復する働きがあるため、筋肉の疲労が早く取れることになる。
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