有名な競走馬を輩出
門別競馬場は1982年からホッカイドウ競馬のトレーニングセンターとして使用されていましたが約15億円をかけて改修され1997年に競馬場として開場されました。
門別競馬場には日本一小さなスタンドがあり約500人ほどの収容人数ですが
2015年にはポラリススタンドという収容人数800人ほどのスタンドが増設されました。
スタンドの他には芝生席の「とねっこ広場」も新設されました。
地方競馬の中でも歴史は浅いのですがとても綺麗でホッカイドウ競馬からは有名な競争馬を輩出しています。
門別競馬場は基本ナイター開催となっており、愛称は一般公募で決まった「グランシャリオナイター」と呼ばれています。
前述で記載した有名な競争馬はやはりコスモバルクだと思います。
地方競馬に所属したまま中央競馬の三歳三冠レース(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)に出走して皐月賞では2着になったり中央競馬のGⅡレースの「弥生賞」と「セントライト記念」で優勝しています。また秋に行われる「ジャパンカップ」という海外からの競走馬も参戦するGⅠレース2着の実績があります。海外遠征も行い、シンガポールのGⅠレースである「シンガポール航空インターナショナルカップ」で優勝しました。
コスモバルクは8歳までホッカイドウ競馬と中央競馬のレースに出走していましたが9歳にはアイルランドで現役を続ける予定でしたが怪我のため引退しました。
引退式には門別競馬場に約2900人が動員され動員レコードも記録しました。
コスモバルクが引退した後には認定厩舎制度の第1号適用馬でもあり、引退後は馬名を冠した重賞「コスモバルク記念」も創設されました。
門別競馬場に集まった人たちはコスモバルクの勇姿を最後に一目でも見ようとたくさんの人が来たことはとても愛されていましたし引退馬でも初の馬名がレースに入ることはとてもすごいことだと思います。
門別競馬場からまた中央競馬・海外競馬にも名乗り出るような競走馬が出ることを心から待っています。