笠松競馬から出てきたアイドルホース
笠松競馬場は1935年に開場されました。
1990年代後半には赤字が続き2000年に入り、廃止されるという案が出たりしていましたが2005年に3連単馬券という1着・2着・3着の競走馬を当てる馬券の販売が開始されたり、全国で初となる競馬場に募金箱が設置される等の試みがあり存続が決定しています。
笠松競馬場からは有名な競争馬や有名ジョッキーが中央競馬に移籍し活躍をしています。
まず有名な競走馬といえばライデンリーダーやオグリローマンなどがいますがやはり一番有名なのは社会現象を起こしたオグリキャップでしょう。
1987年に笠松競馬でデビューし12戦10勝の戦績で中央競馬に移籍しました。
中央競馬での活躍は皆さんご存じだと思いますがGⅠを4勝しています。
その中でも印象強いのは引退レースとなった有馬記念ではないでしょうか?
当時若手だった天才・武豊を背に有終の美を飾りオグリコールが起こったことはテレビで見たことがあると思います。
ですが、自分の印象が強いレースはGⅡレースなのですが1989年の毎日王冠です。
当時のライバルだったイナリワン(ちなみにこちらも地方馬)との競り合いが見どころでした。
残り100mのところで競り合いほぼ同時にゴールをし、長い写真判定の結果オグリキャップが勝利しました。
ちなみに先述したオグリローマンはオグリキャップの全妹でこちらもGⅠの桜花賞を勝っています。※全妹・・・父馬と母馬が一緒の事。
有名なジョッキーといえば安藤勝己騎手だと思います。
デビューから3年目にはリーディングジョッキーになり、それ以降18年連続でその地位を守り続けました。
また安藤勝己が勝ち星を挙げまくることから「カラスが鳴かない日はあっても安藤勝己が勝たない日は無い。」と言われるほど名ジョッキーでした。
安藤勝己が凄いことはこの他にも中央競馬に移籍した第1号でありパイオニアになったことです。
そして中央競馬ではGⅠを22回も優勝しました。
このように笠松競馬からは競走馬だけでなくジョッキーも中央競馬で活躍していることが多くこれからも中央とわたり合える競走馬・ジョッキーの誕生を心から楽しみにしています。