特徴的な距離設定
園田競馬場は兵庫県尼崎市にある地方競馬に分類されます。
園田競馬所の特徴的な所はレースの施行距離が中途半端というところです。
基本的に1400mや1600m、1800m、2000m等綺麗な距離で開催されることが多いですがこの競馬場では820m、1230m、1870mといった中途半端な距離設定になっています。
この原因は昔、アラブ種という競走馬の種類で競馬をしており現在のサラブレッド種とは体の大きさや速さが異なっておりサラブレッド種のスピードでもコーナーを回りきれる様に競馬場を改修した結果中途半端な距離設定になったと言われております。
この競馬場ではダートコース(砂)のレースで開催され、中央の競走馬と行われる交流重賞競走と言われるレースを紹介致します。
1つ目は5月に開催されるGⅡレースの「兵庫チャンピオンシップ」です。
ダートコース、距離は1870mで行われ、3歳馬限定のレースとなっております。このレースをステップレースにし7月に行われるダートのダービーと言われている大井競馬場で開催されるGⅠレースの「ジャパンダートダービー」に進む競走馬が出走しています。
過去の優勝馬にはコパノリッキーやケイティブレイブ、クリソベリル等現在も現役で活躍しているGⅠホースの名前があります。
2つ目は11月に開催される「兵庫ジュニアグランプリ」です。
ダートコース、距離は1400mで行われ、2歳馬限定レースとなっております。
このレースも先ほど紹介したレースと同じく12月に2歳馬の頂点を決める川崎競馬場で行われるGⅠレース「全日本2歳優駿」に出走する為のステップレースとなっています。1999年に第1回開催された当時はGⅢの格付けでしたが2007年にはGⅡに格上げされました。
3つ目は12月に開催されるGⅢレースの「兵庫ゴールドトロフィー」です。
ダートコース、距離は1400mで行われます。
過去の優勝馬にはノボトゥルー、スターリングローズ、スマートファルコン等GⅠホースの名前があります。
本レースは開催時から優勝馬が全てJRA所属の競走馬しかおらず、地元の園田所属の競走馬が優勝する事を楽しみにしています。